idea factory from newspaper 2003 7 28

杞憂1-1(needless fear?)
 世間の注目は、宮城連続地震に注目が集まっているが、
間宮海峡で発生した地震は、なぜ気にしないのでしょうか。
なぜ、このようなところで、地震が起きたかを考えておく必要があります。
ユーラシアプレート、アメリカプレート、太平洋プレート。
何はともあれ、地球観測が必要です。
これは、日本だけの問題で済まない。
もしかすると、日本は軽症で済むかもしれない。
もともと、日本は地震大国なので、地震に対するノウハウがある。
太平洋プレートの東の部分とアメリカプレート。
フィリピンプレートとユーラシアプレートの半島部分。
インドプレートの東の先端とユーラシアプレートの半島部分。

杞憂1-2(needless fear?)
 フィリピン、ミャンマー。ベトナム。

平和の配当?(dividend of peace?)
 転機となったのは、今から、20年前でしょうか。
あの頃から、享楽的な生き方、享楽的な考え方が台頭してきたのです。
それまでは、このような生き方、考え方は、少数派でした。
それより以前は、みんな、過去を反省し、未来を考える人達が多かったのです。
ところが、いつの間にか、少数派であった、享楽的な生き方が大きくなってしまった。
そして、過去を反省し、未来を考える人達が少数派となってしまった。
 偽りの道を歩む者には、偽りの報酬が与えられる。
20年前に享楽的な生き方をしていた人達は、今、どうなったか。
よくよく冷静に観察してほしい。
 ソ連が崩壊し、これで、平和の時代が来る。
これで、平和の配当を享受できる。
そう主張した評論家、学者が多かった。
ここからが、辛くなる。そう主張する評論家、学者は少なかった。
そのせいか、みんな、平和の配当と大喜びし、
楽しみを求めることに熱中し、過去を忘れ、未来を考えない者が多くなった。
 残念なことに、過去を点検し、歴史を点検し、
未来を考え、未来の設計図を考える者はいなくなった。
 もう一度、冷静になってほしい。
20年前に享楽的な生き方をしていた人達は、今、どうなったか。
未来を生きる若者達への教訓として、
こういう人達の特集をすべきです。
偽りの道を歩む者には、偽りの報酬が与えられる。